幸せなはずなのに、なぜか涙がこぼれた夜のこと

「大丈夫だよ」って言ってくれるあなたを、

信じたい気持ちは、ちゃんとあるのに。

笑ってるあなたの隣で、

ふいに襲ってくる不安が、どうしても消えなくて。

付き合ってから、喧嘩もしてないし、

LINEもちゃんと返してくれるし、

会ったときは優しくて、手もつないでくれて、

不満なんて、ないはずだった。

だけどね、

なんだかふとした瞬間に、

“この幸せは、いつか終わるんじゃないか”って、

そんなことを考えてしまう。

あなたの言葉を、

もっとまっすぐに受け取れたらいいのに。

「好き」って言われるたびに、

“ほんとに?”って心のどこかで疑ってる自分が、

すごくイヤだった。

こんなふうに考える私を知ったら、

きっとあなたは困るよね。

それくらい、あなたはまっすぐで、

ちゃんと私のことを想ってくれてるのに。

信じるって、どうしてこんなに難しいんだろう。

安心してるはずの恋なのに、

心のどこかがずっと揺れていた。

「幸せ」って、

ただ与えられるものじゃなくて、

信じる努力のうえにやっと成り立つものなのかもしれないね。

あなたが悪いんじゃない。

ただ私がまだ、

自分をちゃんと愛せていないだけなんだと思う。

だから今度あなたに会ったら、

まっすぐ目を見て「ありがとう」って言ってみよう。

まだちょっと怖いけど、

この恋を守りたいって思ってる自分に、

ちゃんと気づいてあげたいから。

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